9月の定例ライブ「tama & sema」に行った時、のこと。
リハーサルが始まるまでの時間、
駐車場で少し玉三郎さんとお話する時間がありました。
玉三郎さんは学生の頃、高知で師範の家に住み込み、
居合の修行をしてはりました。
始めは「敵と戦う」ことだけを考えて刀を振ってたけど、
そのうち、「刀ってどういうものなんだろう」と
刀の意味を考え始めたそうです。
そして「戦で負けた時には辱めを受けないように、
主が一族郎党を斬るものでもあるんだ。」ということに気付き、
それからは「母と妹」の顔を思い浮かべながら刀を振り
修行を続けたそうです。
その後ある時期、クルマに刀を積んでいたそうなんですが
どうもコワイ人達を引き寄せてしまっていたそうで。
刀の発する「気」がそうさせるのだと思い、
「心に刀を持てばいい」と考えてクルマから刀を下ろしました。
しかし、心に持っていても「刀は刀」やはり引き寄せてしまう。
だから「心の刀」も下ろしました。
そうすることで「ニュートラル」になれたそうです。
玉三郎さんは
「ニュートラルはね、
いつでもドライブやリバースに入れられることだよ。
まわりに神経を張り巡らせて、いつでも動けること。
ボーッとしてちゃだめなんだよ。」
掴みどころのなかった「ニュートラル」のヒントを、
ようやく貰えたような気がしました。
To be continued
My Mustang Vanilla:2007 Mustang V6 Convertible Red