ニュートラルな心 弐

投稿者: | 2012/11/21

 

9月の定例ライブ「tama & sema」に行った時、のこと。

リハーサルが始まるまでの時間、

駐車場で少し玉三郎さんとお話する時間がありました。


玉三郎さんは学生の頃、高知で師範の家に住み込み、

居合の修行をしてはりました。

始めは「敵と戦う」ことだけを考えて刀を振ってたけど、

そのうち、「刀ってどういうものなんだろう」と

刀の意味を考え始めたそうです。

そして「戦で負けた時には辱めを受けないように、

主が一族郎党を斬るものでもあるんだ。」ということに気付き、

それからは「母と妹」の顔を思い浮かべながら刀を振り

修行を続けたそうです。


その後ある時期、クルマに刀を積んでいたそうなんですが

どうもコワイ人達を引き寄せてしまっていたそうで。

刀の発する「気」がそうさせるのだと思い、

「心に刀を持てばいい」と考えてクルマから刀を下ろしました。


しかし、心に持っていても「刀は刀」やはり引き寄せてしまう。

だから「心の刀」も下ろしました。

そうすることで「ニュートラル」になれたそうです。


玉三郎さんは

「ニュートラルはね、

いつでもドライブやリバースに入れられることだよ。

まわりに神経を張り巡らせて、いつでも動けること。

ボーッとしてちゃだめなんだよ。」


掴みどころのなかった「ニュートラル」のヒントを、

ようやく貰えたような気がしました。


To be continued 

 

 

My Mustang Vanilla:2007 Mustang V6 Convertible Red

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