女たちよ!

投稿者: | 2011/11/10

 

さて、こんな残念なワタクシを気遣って下さる、

Mnaさん(仮名)という方がいらっしゃいます。

きさ@Ge3の古〜くからのお友達なんです。

とても博識で、きさ曰く「めっちゃ頭がイイねん!!」


ズバッと直球で指摘されたりもするんだけど、素直に聞ける。

お話もめちゃ面白くて楽しい。

いつもたくさん教えてもらってます。人(–*)人(–*)


そのMnaさんから、、

「もっとさぁ、ricoちゃんはお利口にならなきゃ。この本、面白いし読んでみな♪」

って薦めてもらったのが、、


「女たちよ!」伊丹十三 新潮文庫


すっごく面白くて、一気に読んだ。

読み終わってから自分が優雅になったような錯覚までした。

「物事の本質」の考え方をやっと教えてもらえたと感じた。w( ̄Д ̄;)w



『優れたものを取り入れるときには、それを自分の狭い視野と貧しい感覚でもって、

低い次元にまで引きずり下ろし、歪曲するということをするべきではない、

というのだ。根本精神をあやまたずに盗め!』

「女たちよ!」”スパゲッティのおいしい召し上がり方”より抜粋


『あたりまえということは、すべてが厳密に本物でなくてはならぬわけで、

それゆえ長い歴史を必要とするわけなのだな。』

「女たちよ!」”日本人に洋服は似合わない”より抜粋



この2ヶ所にガツン!!ときた。

「根本精神」なんて思いも及ばない。

「あたりまえ」はいつもの日々が続いていくことだと思っていた。( ̄ω ̄;)


最近、自分がくたびれてきたな〜と感じていた。

オシャレをして出かけたつもりでも、

ショーウィンドウに、店内の鏡に、あちこちにくたびれた自分が写っている。

歳のせいにできない、何かが不足していると感じていた。(T . T)


これだったんだ。_| ̄|○_| ̄|○

何をするにも、まず気合がいるんだ。

というか、心構えかな、を無くしてしまっているんだ。

だから緊張感がない。

そのせいで草臥れて見えていた。


そういえば、ワタクシ最近、何をするにも妥協まみれ。

「できないモノを無理にする必要はない」と、ある日気づいてから

ずっとそれを言い訳にしてきた自分がはっきり認識できた。( ̄Д ̄;


この本では、特にファッションについて書かれている内容が目を引いた。

それはワタクシの拠り所が、長い間ファッションだったという理由にある。

服飾の勉強もしたし、及ばずながらギョーカイに居たこともある。

良い意味でも悪い意味でも「オシャレ命」だった。( ̄皿 ̄メ) 


それがGe3と出会ってから、ずいぶんと価値観も変わり、

今ではファッションは二の次、三の次?になってしまった。

オバチャンカイドウマッシグラ。(ノ ̄ー ̄)ノ


ここでもう一度、ファッションにこだわってみようか。。と思う。

私の中で唯一、基礎知識がある分野だし。

 

情熱はそのままに、今度はじっくりと掘り下げて心構えをして、

根本精神を学びながら。。