11月8日土曜日、埼玉県戸田市にあるレンタルガレージ アブラカダブラで初めてのGe3体験試乗会が行われた。 100坪にも及ぶ敷地に、リフト、塗装場、タイヤ交換機、洗車場など、クルマの整備に必要な設備が完備されたそのスペースは、まさに「クルマの総合病院」、さらに格安の料金でレンタルでき、自分の手で愛車の面倒を見ることができるのだから、クルマ好きには堪らない。近隣に住む当社のスタッフもメンバーになっていた。 生憎の雨天ではあったが、熱心なメンバーが愛車の整備に精を出す中、Ge3カーチューニング製品に興味をそそられたメンバー達が徐々に姿を見せ始める。 そして、体験試乗用に用意された要石セットをとりつけ颯爽と試乗に出かけていく。当社スタッフとしては、どのようなインプレッションが出てくるのか緊張を隠せない一瞬だ。 試乗から戻ってきたメンバーの方に「要石セット」のインプレッションを聞いてみたが、反応は上々であった。「低中速のツキが良くなっていた」との感想を頂き、まずはひと安心、休む間も無くスタッフの愛車、SUBARUサンバ号のチューンUPにとりかかる。
まずは軽くジャッキアップしタイヤを取り外す、そのまま下をくぐれる位までジャッキアップ、下回りのProjectQ施工にとりかかる。サンバの下回りがどんどん青くなって行く、物性を最適化するProjectQが車体の下回りに及ぼす効果に期待が高まる。そして次に、サスペンションアーム、バネ、ダンパーの施工に取り掛かる。ここまでのProjectQ処理を施すには、アブラカダブラのようなガレージを見つけるか、どこかの整備工場に持ち込まなければ難しいだろうと思われるが、それによって得られる劇的な効果を考えれば、是非とも挑戦して頂きたいところ、これからのGe3ユーザーにも、このProjectQ下回りチューンに挑戦するツワモノの出現に期待したい。その他、タイヤ&ホイールのQ塗装、サスペンションの「茅蜩」、電気系統の「丸」等の設置を行う。作業をするスタッフの表情は真剣そのもの、声をかける隙さえ見つけることができなかった。
約2時間で全ての施工を無事完了することができ、施工したスタッフに安堵の表情が広がる。 その間にも他のスタッフが、体験試乗に訪れるアブラカダブラのメンバーに対応し、ブレーキキャリパーへのProjectQ耐熱に関する貴重なリクエストを頂くなど、雨空の中、熱い時間が過ぎて行った。成熟しきった感のある自動車チューンの世界に新たな旋風を巻き起こしつつあるGe3と、レンタル整備工場という新たな試みに挑戦するアブラカダブラのコラボレーションは、近い将来、大きなうねりとなって自動車界の檜舞台に昇って行くことであろう。尚、SUBARU「Ge3サンバ改」のインプレッションは次回のレポートにUPする予定、乞うご期待!